「F2を押したら、名前の変更ではなく音量が変わった」
「F11で全画面にしたいのに、画面が暗くなる」
キーボードのいちばん上に並んでいるF1〜F12のキー(ファンクションキー)は、押しても思った動きをしないことがあります。
先に答えを書くと、ノートパソコンのFキーには「F番号」と「音量や画面の明るさを表すマーク」の2つが書いてあり、どちらが働くかはキーボード左下の「Fn」キーで切り替わります。 番号のほうが出ないときは、Fnキーを押しながら押してみてください。
この記事では、Fnキーの切り替えを先に説明してから、よく使う5つ(F2・F4・F5・F11・F12)と、ExcelでのF2・F4の使い方まで説明します。
この記事の前提
Windowsのパソコンで説明します。画面はエクスプローラー、Edge、Chrome、Excelです。
先に結論。よく使うFキーは5つ
| キー | パソコン全般(エクスプローラー・Edge) | Excel |
|---|---|---|
| F2 | ファイル・フォルダーの名前の変更 | セルの中に入る(左下が「編集」) |
| F4 | アドレスバーへ移動(ChromeはAlt+D) | 直前の操作の繰り返し/数式の中では$で固定 |
| F5 | 画面の更新(読み込み直す) | ― |
| F11 | 全画面表示(戻すのも、もう一度F11) | ― |
| F12 | Edgeでは「開発者ツール」(閉じれば大丈夫) | 名前を付けて保存(Word・PowerPointも同じ) |
同じキーでも、開いている画面によって働きが変わります。Excelでは、セルを選んでいるときと、数式を直しているときでも変わります。
1. Fキーを押すと音量や明るさが変わるのは、Fnキーの切り替え
ノートパソコンのFキーをよく見ると、F2やF5といった番号のほかに、音量や画面の明るさを表すマークが付いています。1つのキーに、2つの役割があるんです。
どちらが働くかは、キーボードの左下あたりにある「Fn」キーで切り替わります。
- そのまま押す → 番号のほう(F11なら全画面表示)
- Fnキーを押しながら押す → マークのほう(明るさや音量)
ただし、パソコンによってはこれが逆になっています。そのまま押すとマークのほう、Fnキーを押しながら押すと番号のほうです。
F2を押して音量が変わったり、F11を押して画面が暗くなったりしたら、Fnキーを押しながら、もう一度押してみてください。
ExcelでF4が使えないときも、まずここを確かめてください。音量や明るさのほうが働いていると、ExcelのF4にはなりません。
毎回Fnキーを押すのが面倒なら(Fnロック)
そのまま押して番号のほうになるように、動作を切り替えられるパソコンもあります。これをFnロックといいます。
やり方は機種によって違います。お使いのパソコンのメーカー名や型番と「Fnロック」で調べてみてください。
2. F2 ファイルの名前を変える
エクスプローラーでファイルを選んでF2を押すと、名前を書き換えられる状態になります。
青く選ばれているのは、ファイル名の部分だけです。後ろの「.xlsx」のような部分(拡張子)は選ばれていません。そのまま新しい名前を入れてEnterを押せば、名前だけが変わります。
右クリックから「名前の変更」を選んでいた操作が、キー1回で済みます。フォルダーの名前も同じように変えられます。
F1を押してしまったら
F2のつもりでF1を押すと、ヘルプの画面が開きます。故障ではないので、閉じれば大丈夫です。
3. F4 アドレスバーへ移動する(ChromeはAlt+D)
エクスプローラーやEdgeでF4を押すと、画面上のアドレスバーに移動します。そのままURLなどを入れて移動できます。
ただし、ChromeではF4ではアドレスバーに移動しません。 Chromeでは、Altキーを押しながらDを押してください。
Alt+Dは、Edgeやエクスプローラーでも使えます。アドレスバーへの移動はAlt+Dと覚えておくと、使い分けなくて済みます。
4. F5 画面を更新する
F5は、今表示しているページを読み込み直すキーです。ホームページを見ていて、新しくなっているはずなのに古い内容のまま、というときに使います。
エクスプローラーでも使えます。ダウンロードしたはずのファイルが、ダウンロードフォルダーに見当たらないときは、F5を押すと出てくることがあります。
5. F11 全画面表示にする
F11を押すと、タブやアドレスバーが隠れて、画面いっぱいに広がります。元に戻すときは、もう一度F11を押します。
Edgeの全画面では、マウスを画面のいちばん上に持っていくと、タブが出てきます。タブの追加などができて、マウスを離すとまた全画面に戻ります。Chromeでも同じことができます。
6. F12を押してしまったら(Edge)
F11の隣のF12を押してしまうと、Edgeでは「開発者ツールを開きますか」と出ます。英語やプログラムのような文字が並んだ画面は、ホームページを作る人のためのものです。
必要なければ、そのまま閉じれば大丈夫です。
ここまでの4つ(F2・F4・F5・F11)は、Excelを使わない方でも、ふだんの操作で役に立ちます。
7. ExcelのF2 セルの中に入る
Excelでは、F2の働きが変わります。選んでいるセルの中に入って、中身を直せる状態になります。
たとえば「売上金額」と入っているセルを「売上金額(税込)」にしたいとき、セルを選んでそのまま文字を打つと、元の「売上金額」が消えてしまいます。
F2を押すと、セルの中の文字の後ろにカーソルが入ります。元の文字を残したまま、後ろに足せます。ダブルクリックでも同じことができますが、F2ならマウスに持ち替えなくて済みます。
数式を直そうとして矢印キーを押したら、セル番地が入った
F2がいちばん役に立つのは、数式を直すときです。
条件付き書式の「300以上なら色をつける」の300を200に変えたくて、数式の途中に矢印キーで移動しようとすると、セル番地が入ってしまうことがあります。押すたびに、どんどん別のセルに変わっていきます。
このとき、画面の左下を見ると「参照」と出ています。この状態では、矢印キーは「セルを指す」ために働きます。
ここでF2を押すと、左下が「編集」に変わります。この状態なら、矢印キーで数式の中を動けるので、直したいところだけを直せます。
| 左下の表示 | 矢印キーの働き | 使うとき |
|---|---|---|
| 参照 | セルを指す(番地が入る) | 数式にセルを入れたいとき |
| 編集 | 数式の中を動く | 数式の文字を直したいとき |
F2は、押すたびに「参照」と「編集」が切り替わります。
8. ExcelのF4 直前の操作を繰り返す
ExcelのF4には、2つの働きがあります。
1つ目は、セルを選んでいるとき。直前の操作を繰り返します。
A3の見出しを黄色に塗ったあと、隣のセルを選んでF4を押すと、同じ黄色になります。太字にする、行を入れるといった操作も繰り返せます。
ただし、すべての操作が繰り返せるわけではありません。F4で繰り返せないときは、まず色や太字などの書式で試してみてください。
この「直前の操作の繰り返し」は、WordやPowerPointでも使えます。
9. ExcelのF4 数式の中では$で固定する(絶対参照)
2つ目は、数式を入れたり直したりしているとき。セル番地に$(ドルマーク)を付けます。
税抜きの価格がB列、税率がE1に入っている表で、C4に税込みの金額を出すとします。
=B4*E1
この数式を下にコピーすると、下の行の金額が0になってしまいます。数式を見ると、税率のE1がE2にずれています。Excelでは、数式を下にコピーすると、指しているセルも一緒に下にずれるからです。
税抜きの価格(B4)は下にずれてほしい。でも税率(E1)はずれてほしくない。
そこで、数式の中のE1を選んでF4を押します。
=B4*$E$1
E1の前に$が付きました。これを絶対参照といいます。行も列も固定するという意味です。この状態で下にコピーすると、正しい金額が出ます。
F4は押すたびに$の位置が変わる
| 押した回数 | 表示 | 固定されるもの |
|---|---|---|
| 1回 | $E$1 | 行も列も |
| 2回 | E$1 | 行だけ |
| 3回 | $E1 | 列だけ |
| 4回 | E1 | 元に戻る |
最初は、1回押した「$E$1」(行も列も固定)だけ覚えておけば十分です。
10. F12 名前を付けて保存
ExcelでF12を押すと、「名前を付けて保存」の画面が開きます。
先月作った見積書をもとに今月の見積書を作りたい、というときに便利です。上書き保存してしまうと、先月の見積書が書き変わってしまいます。F12なら、保存場所とファイル名を指定して、元のファイルを残したまま別のファイルとして保存できます。
F12の「名前を付けて保存」は、WordやPowerPointでも使えます。
まとめ
- Fキーを押して音量や明るさが変わるのは、Fnキーの切り替え。番号が出ないときは、Fnキーを押しながら押す
- F2は名前の変更、F4はアドレスバー(ChromeはAlt+D)、F5は更新、F11は全画面
- ExcelのF2は、セルの中に入る。数式で矢印キーを押して番地が入ったら、F2で「編集」に
- ExcelのF4は、選んでいるときは繰り返し、数式の中では$で固定
- F12はExcel・Word・PowerPointで「名前を付けて保存」
実際の画面で確認したい方は、動画でも解説しています。
ファンクションキーが効かない・画面が暗くなる|Fnで切り替わる番号とマーク、よく使うF2・F4・F5・F11・F12
https://youtu.be/gLoe5sGOIX0
あわせて読みたい記事です。
- キーボードの記号が打てない・違う記号が出る理由|左上・右上の記号の出し方と、全角と半角の見分け方
- 【Excel】Altキーでできること|セル内改行・図形をセルに合わせる・アクセスキーのつまずきを8つ
- 【Excel】Ctrl+数字のショートカット一覧|効かない理由と、列だけ再表示できない理由
Fキーは、同じキーでも開いている画面で働きが変わります。ほかのつまずきも、同じように1本ずつ動画にしています。
▼チャンネル登録はこちら
https://www.youtube.com/@pc7663

